糀と味噌の「寒仕込み」取材
この度、日刊県民福井さんの取材を受けました。毎年この寒さの中での仕込みの季節は、私たちにとって一年の大きな節目となります。糀や味噌の仕込みが最盛期を迎えるこの時期、日刊県民福井さんには恒例となる取材でお越しいただいています。
糀の仕込みは、一年で最も寒さが厳しいこの時期がピークを迎えます。
その理由は、気温が低いと雑菌の繁殖が抑えられ、糀作りに最適な環境が整うからです。実は、こうじ菌は他の菌やカビに比べて非常に繊細で弱い存在です。そのため、昔から寒い時期に仕込みを行う「寒仕込み」が自然と定着してきたのだと思います。
正直なところ、最初はこの忙しい時期に取材なんて…と思っていましたが、今では毎年この取材が大きな励みとなっています。
糀というものは本当に繊細で、少しの手抜きも仕上がりにすぐ影響が出てしまいます。そのため、日々気を抜かず、しっかりと向き合うことが大切です。取材の後は、さらに気を引き締めて一層頑張ろうという気持ちが湧いてきます。
ちなみに、取材をしていただいている記者さんも、今では3代目。いつも変わらずご協力いただき、感謝の気持ちでいっぱいです。